Home / ファンタジー / 白銀のケンタウロス / 少し過去の時間 青くなるリアン……過去と未来の戦の輪舞

Share

少し過去の時間 青くなるリアン……過去と未来の戦の輪舞

last update Last Updated: 2025-03-20 14:42:15

「それが、それが‥一年後には未分化体の彼女は・・男性の性別を選んで

おそらく筋肉モリモリの男になってるんだあーー!

エルトニア姫・・いや王子のフイアンセの姫も可愛いけ・ど・ね ふふふ」

「ああああ・・もったいないよなあああ!」

ニヤニヤ笑いながら

誂うように大きな声で言うケンタウロスのレグウス

「まあ、エイル殿の婚約者の女の子レリヤ姫も なかなか気が強いが愛らしい少女だったっけ

なにより、元気すぎる気性もいいが ふくよかな胸がいいよね!!」

「面白い生き物だよねえええーーー!白の国の人間ってば

三人か二人に一人は未分化体」

「雌雄両性‥両方の性を持ってて10代の半ばには

自分の意思や状況に応じて 片方の性を選べる・・・戦が多かったから・・

子孫を残す為に進化したのが理由みたいだけどおーーー!」

「そおいえば、リアン殿も惜しかったよね!!リアン殿も両性体なら

その淡い金の髪に淡い青の瞳に整った綺麗な顔」

「すごい美女になったと思うなあああ!!!!」本当に嬉しそうに言うケンタウロスのレグルス

青くなり、口をゆがめて‥贈り物のブレスレットをポロリ・・と落とすリアン

「面白い生き物だよねえええーーー!白の国の人間って、三人か二人に一人は未分化体」

「雌雄両性・・両方の性を持ってて10代の半ばには自分の意思や状況に応じて 片方の性を選べる 戦が多かったから…」

「子孫を残す為に進化したのが理由みたいだけどおーーー!」

チラリ、青ざめている上官でもあるリアンを見ながら更に言葉をつけ加えるケンタウロスのレグルス

「そおいえば、リアン殿も惜しかったよね!!リアン殿も両性体ならその淡い金の髪に淡い青の瞳に整った綺麗な顔」

リアンに対して、とどめの一撃を何気に放つレグルスであった。

「すごい美女になったと思うなあああ!!!!」

表情がこわばってます!ひきってます!いやもう!大変ですリアン

「みすみす、女の子に 10年近く恋こがれたカノジョを取られていいのかな♪リアン殿♪」

はあ‥と息を深く吸い込み、吐き出すリアン

深くそれは深いため息
Continue to read this book for free
Scan code to download App
Locked Chapter

Related chapters

  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間 二人のため息

    「綺麗な愛らしいエイルが女性化すれば二十、三十以上 あるいはもっと年上のこの国の支配者たち 彼等の為の側室として 寵姫として連れてゆかれてしまう」「少し前から、何度もそれとない打診が来ているそうだ」「それとも実は 遠い北の国 北の巨人族の王の息子の一人とも、話が来ていたらしい」「王族とはいえ 地方の王の子供」その言葉にレグルスはにやりと笑って「あの姫の気性と格闘技の腕前なら、そんなスケベどもは床で返り撃ちにすると思うが?命が危ないのは 相手だと思うぞ!!」考え込んで黙ってしまうリアン「やれやれ、いっそエルトニア姫を連れて 駆け落ちでもしてみないか?それとも本来なら リアン殿貴方は白の国の支配者・第4継承者だろう 身分の事なら・・」そう言いかけて リアンの首や左腕 右手に巻かれた包帯に眼をやるレグルス「そうだったな」そうだったな…リアン殿…今度はレグルスはため息をつく。本来は優しい温和な性格なだけにつらいだろうそして、異母兄達は容赦なく最近では命まで狙われている。あの怪我、証拠はないが・・刺客に襲われたものだ・・。もし、リアン殿とエイル殿が結ばれたなら逆に高い身分なだけに、確かにエイル殿まで危ないなリアンはブドウ酒をあおるように飲み干す「最近、酒の量が増えてるだろう?大丈夫か」「貴方ほどは飲んでませんからレグルス」とフフフと苦笑して笑うリアンリアン殿は軍人には向いていないと思ってたが意外だったな・・賢くて 学者か神官か地方の行政官にでもなるかと思ったが自分の意思とは関係なく周りに無理やり軍人学校に入られて 命を狙われつつも メキメキと魔法と剣の腕をあげ本来の性格から 仲間や部下に慕われ小さな部隊で村の盗賊団を撃退して 国境近くの街を2つも隣国の部隊の攻撃から守ったこの前の作戦は痛快だった巨大な落とし穴で 敵の大軍を誘い込み一気に落とした 下には藁(わら)を引きつめた味方も敵も可能なら なるべく死傷者を出したくないリアンらしい作戦

    Last Updated : 2025-03-20
  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間 会話…最低な作戦!…過去と未来の戦の輪舞

    「しかし、リアン殿 三ヶ月前のあの作戦は最低だったぞ」「ん?三ヶ月前‥あれか‥!あの作戦か!レグルス」と思い出して、それはリアンが楽しそうに笑う「はあ、まったく酷い悪趣味な軍事作戦だったよ」軽くため息をつくケンタウロスのレグルス盗賊団の根城、竜の糞とかゾウの糞・・・うん○などの汚物でいっぱいにして「あの、気を失いそうな臭い」とても嫌な感じの表情を浮かべたケンタウロスのレグルス「足の踏み場のない汚物に汚物まみれの盗賊どもや同じく汚物まみれの盗まれた財物の洗浄皆 あの作戦だけは今だに文句を言っておる」「最初は何故、なんで・そこまで、しつこく、盗まれた物に食料に絵画などの美術品やさらわれた女性がいないことを、何度も何度も確認したのか、後から、納得・得心した」しみじみと思い出しながら言葉を紡ぐケンタウロスのレグルス「麗しいレデイの私は勿論! あの場所には遠慮させていただいたがな」眉をひそめ、とても嫌そうな表情のレグルスの言葉に「ふ、ふふふっ、あはは」今度はとても、愉快そうに笑うリアンだった。酒をグラスに注ぎ、いつも通りにまた、リアンは酒を口に含む今度はアルコール度の高いウイスキーしかも水で割らない 度数の強い酒を生で飲むリアンだった。

    Last Updated : 2025-03-20
  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間 森の木陰 ワン子とダウン気味のアーシュ

    こちらは森の中、ワン子は大変だったワン「き!きやああ!大蛇です! いえ!間違いました 15メートルはあろうかと!巨大なミミズさんでーす!アーシュさんワンワン!助けて!!絡んで大変なんです!」ざくっ! 魔法の剣で一刀両断にするアーシュ 「大丈夫か?ワン子」「はい!有難うですワン!」「あのアーシュさん顔色が悪いですワンワン」「ああ、少し・・だるい」息をつくアーシュ「向こうの木蔭で 傷を見てみましょう ワンワン!」木蔭で皮袋を見ると新しい包帯や怪我の薬が入っていましたワンワンアーシュさん 骨の野原で受けた傷と毒のダメージですワンワンレグウスさんからもらった薬は もうなくなってたのにワンあ! あれ!これ!サンドウッチと綺麗な水の入ったビンそれと桃のジュースだ ちゃんと小さなカップまである。「少し食べませんか?ワン」黙ってうなずくとサンドウッチを口にほおばる。…が あまり食欲がないのか 半分も食べてませんワン薬をしみこませた布をあて せっせと包帯を巻く 「水ですワン  この薬飲んでくださいね。あ!ジュース飲みますか?ワン!」 うなずきカップについだジュースを飲む「林檎、りんご…それとも林檎のジュースがないか?ワン子」ぽっんと呟くアーシュ「え!林檎ですか?」皮袋を見るワン子

    Last Updated : 2025-03-20
  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間(数年前) 林檎

    「え!すごい!林檎も林檎ジュースも入ってます!まずは林檎ジュースです、ワン!どうぞ!アーシュさん」ワン子が林檎、リンゴのジュースを差し出した。林檎ジュースを半分ほど飲むと目を閉じて、木にもたれかけて、そのまま静かな寝息をたてて寝入ってしまうアーシュああ!風邪ひいてしまいます!ワン☆皮袋を見てみるとお!なんと薄い生地のちいさめの毛布入ってますワン☆起こさないように、そおっと毛布をかけるワン子枕か…枕代わりになる大きめのタオルとか、ないかな?ワンごそごそ、皮袋を見るワン子あ!皮袋の中の大きめのタオル二枚発見! 早速巻いて枕代わりにして…と「アーシュさんワン、ワン?」小さく呼びかけてみるワン子眠り込んでいるアーシュタオルの一枚をすぐ傍にひき 枕代わりの巻いたタオルをその上に置くアーシュの身体をずらして そっおおとタオルの上へ少し頭を持ち上げタオルで代用した枕をちゃんと頭の下にそれに毛布をもう一度 身体にかけ直す・・ワン!しばらくして「ワン子さん」と呼びかける声振り返ると光に包まれた精神体のエイルが立っていた。「エイルさん!会えて良かったですワン!ところで此処はどこかご存知ですか?ワン」「此処は私たちがいる本当の時間より2,3年前…かな」「もうすぐ、数ヵ月後に白の国の都に北の巨人族の軍隊が襲いかかって来るのここは、白の国の都近くの森の中だよ」「アーシュ、大丈夫?」心配そうに覗き込むエイルさん 切ない表情ですワン「先程よりは顔色がいいですが本当はお医者さんに見せた方が ワン」

    Last Updated : 2025-03-20
  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間(数年前)破天荒かも・レグルスとの脳天気な再会!…過去と未来の戦の輪舞

    「レグルスさんが近くにいるの彼女に何とか出来るか頼めるかも知れない」「でも、今,現在は、彼女は白の国の兵士の一人本来なら、まだ黒の国と白の国は和平を結んでいないから まだ敵同士なのだから本当は…助けを求めるのは、少し、いえ、かなり、難しいかも」エイル「捕まる可能性も!でも、他には方法が…」エイルだが、予想やら心配に対して 再会して事情を話したレグルスの対応は「いやーーー!!別に!かまわん!かまわん!」豪快で明るく大声で笑う「それにしても・このブドウ酒 最高だ!!おお!ビンに書かれた年号 最高の年の一つじゃないか!!あははははは!!!!」本当に楽しそう、嬉しそうなケンタウロスのレグルスであった!あの〜僕らは多分、レグルスさん達からしたら、敵だったり、取り調べすべき相手なのかも…ワン、ワンそして、歓喜中、大喜び中のレグルスさんを横目に口元を歪ませて、冷や汗をたらり・・と流すワン子と精神体のエイル※ もちろん精神体のエイルさんの姿はレグルスさんには見えないワンええと、アーシュさんの身体の事を考えるとすぐに う、うまくいったのは 有難いことなんだが…何か、何が、とても、とても、違う気がする、ワンいや、良いんだよね!アーシュさんの身体がとても危険な状態だもん!ワン、ワン賄賂に準備したワインがこうも効果的とは ワン☆彡

    Last Updated : 2025-03-20
  • 白銀のケンタウロス   始まり

    それは時の輪の旅の始まり 時の魔法のオルゴールの中にあるのは小さな骨の欠片白銀の髪 美しい女ケンタウロス レグルスの骨の欠片闇の中で白銀の髪をした美貌のケンタウロスの女は小さな宝石箱の形をしたオルゴールを手にして……彼女は言う「この宝石箱…オルゴールの中の小さな骨の欠片は私の骨」黒髪の少年を見下ろして、白馬のケンタウロスの美女が呟くように話しかける。「私は未来の亡霊、これからお前は過去の時間へと旅をする 過去の時間へ跳ばされるそこで出会う、生きている頃の過去の私は…お前の敵だ」黒髪の少年は赤い瞳に長い耳という 特徴的な姿していた。・・・・・・・・・・・アーシュと犬の姿のワン子は愛らしい姫、エイルを探し、救う為に過去の時間、時に未来の時間へ過去の時間では子供時代…処刑の危機にあったアーシュ未来の時間、数年後、まだ先の未来では…大人になった自分自身が戦争で死地に向かおうとする。未来の自分との会話そして、オルゴールの中にある骨の欠片の意味、未来の亡霊となったレグルスとの繰り返す再会それは残酷な運命との対面の旅?・・・・・・・・・・・・・・  御話の始まり森の中の魔法使いの家にて留守番中、ワン子は守っている魔法使いの弟子のワン子さんと今、魔法使いの家に滞在中でしたお城にお住まいで 吊り上がりの目つきと性格に問題ありの黒髪の少年アーシュさん(幼く見えるが実年齢は違うらしい?見た目年齢14,15歳?)とアーシュさんの瞳は印象的な深紅の瞳 エルフのような長い耳ワン子の憧れの⒘歳前後のお姫様のエイルさん(エルトニア姫)波打つ金の髪に色違いのオッドアイの瞳がこれまた麗しいワン!青と淡い琥珀色耳の形、変わった猫のような耳もキュート なお皆、古代の服などをアレンジした衣装を着ていたりします、ワン。 「じゃあ、しばらく城に泊まってゆけよ 、美味しいご馳走も用意してやるから」といつになく優しいアーシュさんのお言葉!ご馳走!の言葉に反応するワン子でもって、アーシュさんの作る料理は絶品、美味しい、美味「旅先の魔法使いの先生には お手紙を出しておこうね」エイル 嬉しそうに頷くワン子! 「じゃあ!荷物を用意してね」エイルが微笑みながらワン子に言った「はいですワンワン!」「僕の従兄で武官のリアン兄さんもアルテイシア姫も待ってい

    Last Updated : 2025-02-06
  • 白銀のケンタウロス   不思議な猫耳の少女バステイルと白馬のケンタウロス レグルス

    「………此処は何処だ?」「あら、目が覚めた?」 よく見えないが、どうやら少女が薄闇の中で声をかける。その場所、暗闇の中 沢山の本が宙に浮かんでいる 。倒れていた場所は大きな階段空間の中 周りには本の山と 天と地をつなぐ巨大な石作りのらせん階段らせん階段にアーシュは一人倒れこんでいた。よく見ると少女は猫耳に古代のエジプト風の衣装を着ている。「お目覚めのようだね」別の声、今度は違う声の主 もう一人の人物、近くに居る女が声をかけてきた。ゆっくりと近づく、馬の足音がする パカッ パカッパカッ上半身は女性…そして下半身は馬  女の声、声の主は、白銀の髪を持つ紫とも青とも変わった色の美しい瞳 きりりとした目元女性の白馬のケンタウロスである。彼女は軽装の鎧に細長い剣、騎士か戦士のようだった。「我が名はレグルス」「今はお前の敵じゃない 今は…今の未来の時間なら」くすくす笑う「ほら!」ホイと投げて寄越したのは革袋中には色々な物と先程の宝石箱(オルゴール)「その荷物が必要になる」「ここは時間の果ての先、さまざまな時間が その時間に存在する者たち」 レグルス「お前も見える 小さな火竜王殿、黒の王アーシュ殿」「…ケンタウロスの馬女、俺の事を知ってる?」レグルスの言葉に深紅の吊り上がり気味の眸で軽くにらむアーシュ 「口が悪いな、ふふ 今は‥な、でも以前の時間にいる過去の私は知らない」 言葉を続けるレグルス「お前は過去の時間を少しだけ旅をする事になる」  「今。お前はたとえるなら」  「未来の時間 時の果ての空間にいるのさ」 白銀の髪をした女戦士、ケンタウロスのレグルス「何の話をしてる? 訳がわからない?」 アーシュ「もう一度愛しい女に会いたくば、私の骨を失くすなよ」 「そう、オルゴールの中に入っているものだ」彼女、レグルスは言葉を続けた。「宝石箱の骨は私の死骸…骨のかけらここは未来 時の先かもな 私は未来の亡霊だ」 「早く 行くといい 犬の姿をした魔法使いの弟子わん子が向こうの側の世界 らせん階段の向こうの世界で遊んでいるから」「それから 白骨の原を通り 過去の時間の都に行くといい… 懐かしい場所、ちょっとした冒険が待っている」ニッと笑う半身半馬、ケンタウロスのレグルス 長い白銀色の髪が揺れる「またここで会おう 、それか

    Last Updated : 2025-02-06
  • 白銀のケンタウロス   ワン子とケンタウロスの子供達とレグルス

    こちらは犬の姿の魔法使いの弟子ワン子 ワン子が跳ばされた場所、此処は森の中のお花畑花畑の中のワン子は集まった子供のケンタウロス達に遊ばれていた。「い、いやーん!!ですワン、ワン!」  「おとなしくして、わん子さん」嬉しそうなケンタウロスの少女 少女は嬉しげにわん子に可愛いリボンをつけたり  髪飾りをつけてる服まで フリルのピンクに着替えさせられる! 別の小さな可愛い子供たち(同じくケンタウロス) もわらわらと・・わん子さんに群がる。 今度は花畑のわん子の方 「なあ!悪いなお前たち!」いかにもいかにも  性格のゆがんでいそうな いたずら小僧達(ケンタウロス) 「ねえ!そのワン子 俺たちにゆずらない?30メートルほどの巨大魚を釣りに行くだが魚のエサに丁度、その犬が丁度よさそうだ」にやにや 笑うああ、僕は釣りの魚のエサ?魚のエサ、餌なの?デンジャラス?わん「ええ〜っ、ワン!」青くなるワン子「え!駄目だよ」「そうよ!」 抗議する小さい子供たち 「・・お前達、何をやってる?」 そうして声をかけ 向こう側の森の奥から現れたのは白銀の髪に銀の鎧をまとった女性のケンタウロス(半人半馬)そう らせんの階段の女性ケンタウロスと同じ女性であるがもちろん、ワン子は知るよしもない「レグルスさま  お兄ちゃん達が このワン子さんをお魚の餌にするというの!」「グルルか・・あの魚 美味しいよな」 一瞬 トロンとした瞳の 嬉しそうな顔をするレグルス銀色の髪のレグルスと呼ばれた女性ケンタウロス「ちょおと毒のある腹の部分のさし身は最高の美味 毒抜きせねばならんが」「そうか!そうか! そこのワン子! なんて偉いだ! 私達の為に犠牲になると!」嬉しそうなレグルス「魚の餌 ワン?」「餌にはしないから」「本当に?ワンワン」不安そうなワン子に対して、にこやかに頷くレグルス今度はまたケンタウロスの子供達がワン子で遊ぼうとまた、群がる。「ああああ!尻尾を踏まない!ひっぱらない!咬まないでえええ!ワン!」 きやお!きょあ! 大騒ぎ! 「あれ でもケンタウロスて?」ワン子は思う こちらは別の場所らせん階段を下るアーシュも  ふと気がつき同じ台詞を言う「ケンタウロス?」 同じ事を考える 何十年前に わずかにあった集落は戦いと

    Last Updated : 2025-02-06

Latest chapter

  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間(数年前)破天荒かも・レグルスとの脳天気な再会!…過去と未来の戦の輪舞

    「レグルスさんが近くにいるの彼女に何とか出来るか頼めるかも知れない」「でも、今,現在は、彼女は白の国の兵士の一人本来なら、まだ黒の国と白の国は和平を結んでいないから まだ敵同士なのだから本当は…助けを求めるのは、少し、いえ、かなり、難しいかも」エイル「捕まる可能性も!でも、他には方法が…」エイルだが、予想やら心配に対して 再会して事情を話したレグルスの対応は「いやーーー!!別に!かまわん!かまわん!」豪快で明るく大声で笑う「それにしても・このブドウ酒 最高だ!!おお!ビンに書かれた年号 最高の年の一つじゃないか!!あははははは!!!!」本当に楽しそう、嬉しそうなケンタウロスのレグルスであった!あの〜僕らは多分、レグルスさん達からしたら、敵だったり、取り調べすべき相手なのかも…ワン、ワンそして、歓喜中、大喜び中のレグルスさんを横目に口元を歪ませて、冷や汗をたらり・・と流すワン子と精神体のエイル※ もちろん精神体のエイルさんの姿はレグルスさんには見えないワンええと、アーシュさんの身体の事を考えるとすぐに う、うまくいったのは 有難いことなんだが…何か、何が、とても、とても、違う気がする、ワンいや、良いんだよね!アーシュさんの身体がとても危険な状態だもん!ワン、ワン賄賂に準備したワインがこうも効果的とは ワン☆彡

  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間(数年前) 林檎

    「え!すごい!林檎も林檎ジュースも入ってます!まずは林檎ジュースです、ワン!どうぞ!アーシュさん」ワン子が林檎、リンゴのジュースを差し出した。林檎ジュースを半分ほど飲むと目を閉じて、木にもたれかけて、そのまま静かな寝息をたてて寝入ってしまうアーシュああ!風邪ひいてしまいます!ワン☆皮袋を見てみるとお!なんと薄い生地のちいさめの毛布入ってますワン☆起こさないように、そおっと毛布をかけるワン子枕か…枕代わりになる大きめのタオルとか、ないかな?ワンごそごそ、皮袋を見るワン子あ!皮袋の中の大きめのタオル二枚発見! 早速巻いて枕代わりにして…と「アーシュさんワン、ワン?」小さく呼びかけてみるワン子眠り込んでいるアーシュタオルの一枚をすぐ傍にひき 枕代わりの巻いたタオルをその上に置くアーシュの身体をずらして そっおおとタオルの上へ少し頭を持ち上げタオルで代用した枕をちゃんと頭の下にそれに毛布をもう一度 身体にかけ直す・・ワン!しばらくして「ワン子さん」と呼びかける声振り返ると光に包まれた精神体のエイルが立っていた。「エイルさん!会えて良かったですワン!ところで此処はどこかご存知ですか?ワン」「此処は私たちがいる本当の時間より2,3年前…かな」「もうすぐ、数ヵ月後に白の国の都に北の巨人族の軍隊が襲いかかって来るのここは、白の国の都近くの森の中だよ」「アーシュ、大丈夫?」心配そうに覗き込むエイルさん 切ない表情ですワン「先程よりは顔色がいいですが本当はお医者さんに見せた方が ワン」

  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間 森の木陰 ワン子とダウン気味のアーシュ

    こちらは森の中、ワン子は大変だったワン「き!きやああ!大蛇です! いえ!間違いました 15メートルはあろうかと!巨大なミミズさんでーす!アーシュさんワンワン!助けて!!絡んで大変なんです!」ざくっ! 魔法の剣で一刀両断にするアーシュ 「大丈夫か?ワン子」「はい!有難うですワン!」「あのアーシュさん顔色が悪いですワンワン」「ああ、少し・・だるい」息をつくアーシュ「向こうの木蔭で 傷を見てみましょう ワンワン!」木蔭で皮袋を見ると新しい包帯や怪我の薬が入っていましたワンワンアーシュさん 骨の野原で受けた傷と毒のダメージですワンワンレグウスさんからもらった薬は もうなくなってたのにワンあ! あれ!これ!サンドウッチと綺麗な水の入ったビンそれと桃のジュースだ ちゃんと小さなカップまである。「少し食べませんか?ワン」黙ってうなずくとサンドウッチを口にほおばる。…が あまり食欲がないのか 半分も食べてませんワン薬をしみこませた布をあて せっせと包帯を巻く 「水ですワン  この薬飲んでくださいね。あ!ジュース飲みますか?ワン!」 うなずきカップについだジュースを飲む「林檎、りんご…それとも林檎のジュースがないか?ワン子」ぽっんと呟くアーシュ「え!林檎ですか?」皮袋を見るワン子

  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間 会話…最低な作戦!…過去と未来の戦の輪舞

    「しかし、リアン殿 三ヶ月前のあの作戦は最低だったぞ」「ん?三ヶ月前‥あれか‥!あの作戦か!レグルス」と思い出して、それはリアンが楽しそうに笑う「はあ、まったく酷い悪趣味な軍事作戦だったよ」軽くため息をつくケンタウロスのレグルス盗賊団の根城、竜の糞とかゾウの糞・・・うん○などの汚物でいっぱいにして「あの、気を失いそうな臭い」とても嫌な感じの表情を浮かべたケンタウロスのレグルス「足の踏み場のない汚物に汚物まみれの盗賊どもや同じく汚物まみれの盗まれた財物の洗浄皆 あの作戦だけは今だに文句を言っておる」「最初は何故、なんで・そこまで、しつこく、盗まれた物に食料に絵画などの美術品やさらわれた女性がいないことを、何度も何度も確認したのか、後から、納得・得心した」しみじみと思い出しながら言葉を紡ぐケンタウロスのレグルス「麗しいレデイの私は勿論! あの場所には遠慮させていただいたがな」眉をひそめ、とても嫌そうな表情のレグルスの言葉に「ふ、ふふふっ、あはは」今度はとても、愉快そうに笑うリアンだった。酒をグラスに注ぎ、いつも通りにまた、リアンは酒を口に含む今度はアルコール度の高いウイスキーしかも水で割らない 度数の強い酒を生で飲むリアンだった。

  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間 二人のため息

    「綺麗な愛らしいエイルが女性化すれば二十、三十以上 あるいはもっと年上のこの国の支配者たち 彼等の為の側室として 寵姫として連れてゆかれてしまう」「少し前から、何度もそれとない打診が来ているそうだ」「それとも実は 遠い北の国 北の巨人族の王の息子の一人とも、話が来ていたらしい」「王族とはいえ 地方の王の子供」その言葉にレグルスはにやりと笑って「あの姫の気性と格闘技の腕前なら、そんなスケベどもは床で返り撃ちにすると思うが?命が危ないのは 相手だと思うぞ!!」考え込んで黙ってしまうリアン「やれやれ、いっそエルトニア姫を連れて 駆け落ちでもしてみないか?それとも本来なら リアン殿貴方は白の国の支配者・第4継承者だろう 身分の事なら・・」そう言いかけて リアンの首や左腕 右手に巻かれた包帯に眼をやるレグルス「そうだったな」そうだったな…リアン殿…今度はレグルスはため息をつく。本来は優しい温和な性格なだけにつらいだろうそして、異母兄達は容赦なく最近では命まで狙われている。あの怪我、証拠はないが・・刺客に襲われたものだ・・。もし、リアン殿とエイル殿が結ばれたなら逆に高い身分なだけに、確かにエイル殿まで危ないなリアンはブドウ酒をあおるように飲み干す「最近、酒の量が増えてるだろう?大丈夫か」「貴方ほどは飲んでませんからレグルス」とフフフと苦笑して笑うリアンリアン殿は軍人には向いていないと思ってたが意外だったな・・賢くて 学者か神官か地方の行政官にでもなるかと思ったが自分の意思とは関係なく周りに無理やり軍人学校に入られて 命を狙われつつも メキメキと魔法と剣の腕をあげ本来の性格から 仲間や部下に慕われ小さな部隊で村の盗賊団を撃退して 国境近くの街を2つも隣国の部隊の攻撃から守ったこの前の作戦は痛快だった巨大な落とし穴で 敵の大軍を誘い込み一気に落とした 下には藁(わら)を引きつめた味方も敵も可能なら なるべく死傷者を出したくないリアンらしい作戦

  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間 青くなるリアン……過去と未来の戦の輪舞

    「それが、それが‥一年後には未分化体の彼女は・・男性の性別を選んでおそらく筋肉モリモリの男になってるんだあーー!エルトニア姫・・いや王子のフイアンセの姫も可愛いけ・ど・ね ふふふ」「ああああ・・もったいないよなあああ!」ニヤニヤ笑いながら誂うように大きな声で言うケンタウロスのレグウス「まあ、エイル殿の婚約者の女の子レリヤ姫も なかなか気が強いが愛らしい少女だったっけなにより、元気すぎる気性もいいが ふくよかな胸がいいよね!!」「面白い生き物だよねえええーーー!白の国の人間ってば三人か二人に一人は未分化体」「雌雄両性‥両方の性を持ってて10代の半ばには自分の意思や状況に応じて 片方の性を選べる・・・戦が多かったから・・子孫を残す為に進化したのが理由みたいだけどおーーー!」「そおいえば、リアン殿も惜しかったよね!!リアン殿も両性体ならその淡い金の髪に淡い青の瞳に整った綺麗な顔」「すごい美女になったと思うなあああ!!!!」本当に嬉しそうに言うケンタウロスのレグルス青くなり、口をゆがめて‥贈り物のブレスレットをポロリ・・と落とすリアン「面白い生き物だよねえええーーー!白の国の人間って、三人か二人に一人は未分化体」「雌雄両性・・両方の性を持ってて10代の半ばには自分の意思や状況に応じて 片方の性を選べる 戦が多かったから…」「子孫を残す為に進化したのが理由みたいだけどおーーー!」チラリ、青ざめている上官でもあるリアンを見ながら更に言葉をつけ加えるケンタウロスのレグルス「そおいえば、リアン殿も惜しかったよね!!リアン殿も両性体ならその淡い金の髪に淡い青の瞳に整った綺麗な顔」リアンに対して、とどめの一撃を何気に放つレグルスであった。「すごい美女になったと思うなあああ!!!!」表情がこわばってます!ひきってます!いやもう!大変ですリアン「みすみす、女の子に 10年近く恋こがれたカノジョを取られていいのかな♪リアン殿♪」はあ‥と息を深く吸い込み、吐き出すリアン深くそれは深いため息

  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間の世界 レグルスの軽口に武官のリアン・レグルスの上官だったりするリアン

    白の国、都に近い城…城の部屋でケンタウロスのレグルスと白の国の若い青年の武官が話している淡い金の髪に淡い青の青年の武官…それはエイルの従兄で穏和なリアンケンタウロスのレグルスは王家の1人であるリアンに仕え、リアンは彼女レグルスの上官に…◆ ◆ ◆ ◆ ◆「はあ、もったいないな あの金の髪に稀なる左右の瞳オッドアイ 瞳の色は琥珀を思わせる 薄茶と天上の空の青‥整った可愛らしくも美しい顔」しみじみとレグルスが言う「あの唇も綺麗な桜色で可愛い感じ 細身の柔らかな曲線の身体」「ちょいとお転婆だが まっすぐで素直で優しい性格 最高じゃないか!あの姫は 極上の美女になるぞおお」にやりんと笑う吹き出しそうなレグルス「それが、それが一年後には未分化体の彼女、エルトニア姫、エイル殿は…男性の性別を選んで…」にやん!と嫌な感じの笑みになるケンタウロスのレグルス「おそらく筋肉モリモリの男になってるんだーー!」勢いよく吹き出すレグルス 楽しそう「エルトニア姫‥いやエイル王子のフイアンセの姫も可愛いけ・ど・ね ふふふ」「気が強そうな婚約者のお姫さま くすううう」爆笑したいのを抑えつつレグルスは本当に楽し気に笑う無言の武官、レグルスの上官となったリアン頭を抱え、青ざめるのであった

  • 白銀のケンタウロス   少し過去の時間 青年のリアン(エイルの従兄)とケンタウロスのレグルス・過去と未来の戦の輪舞

    次の時間…そこは少し過去の時間、青年になったエイルの従兄リアンにケンタウロスのレグルス場面が変わる ここは白の王宮の離れの軍人達が住むエリア 小さな部屋で二十歳ぐらいの青年になったリアン それにレグルスが会話していた「首の怪我と左腕の怪我は もう大丈夫のようだ♪よかったなリアン殿  右手はかすり傷だし何はともあれ一安心」「それから・・ああ!もうすぐあの!エルトニア姫 エイル殿の15歳の誕生日だって?」「その贈り物用のブレスレットや金の髪留めは随分と豪華なアクセサリーじゃないか」 「エメラルドや紅玉、オパール ああ、トルコ石に サファイア、ブルートパーズ・・こちらは黄水晶・・細工といい使われてる宝石、 かなり高価な値の張る物じゃないか」「やっぱり本当はエイル殿、エルトニア姫が好きなんだろう?」 ニヤニヤと笑うケンタウロスの女騎士レグルス「こら!勝手に見るな レグルス。」 赤くなってブレスレットや金の髪留めを取り上げるリアン「リアン殿 本当にいいのか? もったいないな」口を尖らせ ブドウ酒をゴクゴクと飲むレグルス「エイルには、別のフイアンセ 婚約者がいる」 リアンは包帯を巻いた右手の手の中のブレスレット見ながら静かに呟いたのだった。

  • 白銀のケンタウロス   未来の時間 花畑の光輝く輪、サークル

    「アーシュさん、見て、見て下さい!エイルさんの身体です、無事に見つけましたワンワン!」「無事に宝珠は見つけてますよワン、もうオルゴールの中ですワン」ワン子の言葉に軽く頷くアーシュ「目的は果たしたな、偉いぞワン子」ワン子の頭を軽く撫でるアーシュ「アーシュさん、有難うです、嬉しいですワンワン」「それから、あそこの花園の中に時間の扉があるそうですワン!」花園の中にあった光る輪誘う(いざなう)ような…とても綺麗な光の輪、サークルサークルの中に僕らは足を踏み入れようとした瞬間エイルさんが戻ってきて アーシュさんを見つめていたワン!エイルさんは泣いていたワン。「エイルさん?ワン」「エイルさん!エイルさん!どうしたの?だ、大丈夫ですか?ワンワン!」慌ててワン子はオロオロしている。「急に白の国へ戻らなくてはいけなくてエイルは動揺しているんだ」ポツリと…つぶやくアーシュさん「え???ワン」「いいから、大丈夫だ、ワン子は心配しなくていい」アーシュは呟くように言う…それはまるで自分自身に言い聞かせるように苦みのある、複雑な笑みだった。二人は明るく眩しい光に包まれ、次に瞳を開くと‥。そこは…次の時間の世界次の時間の世界への到着『過去と未来の戦の輪舞』の章から‥『始まりの終わり 終わりの始まり』に続きます

Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status